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庭の整地と負の遺産

新築の我が家に入居して一年近くが経過しましたが、ようやく庭の整地に着手することができました。ドイツでは日本に比べて個人で家を建てる人が少なく、また一軒一軒の土地も広く、大規模工事になりがちなので良い職人さんを探すのが大変なのです。それに加えて日本同様職人不足という問題もあります。我が家の場合、隣人のツテで、東欧から移民し、一代で外構工事会社を立ち上げたやり手の親方を紹介してもらうことが出来ました。

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一時期は夫が「良い職人がいなければ自分でやる」と豪語していましたが、蓋を開けてみればトラック数台と大型ショベルカーが出動するかなり大がかりな工事となりました。こんなん、自分でやるのは絶対に無理!お願いできて良かったです。因みに上の写真は三歳になった長男が二階のダイニングの窓からわたしのスマホで撮影したものです。

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こんな風に、ダイニングの窓からは工事の様子をパノラマで見ることが出来るので子供達は大喜び。子供達だけでなく、工事の様子など見たこともなかったわたしにとっても興味深い光景でした。ただ窓の外を眺めるだけでなく、夫もわたしも、連日写真の椅子に掛かっている作業着を着て現場に出てあれこれチェックしたり、指示を出したり、毎日泥だらけ。家を建てる時もそうでしたが、ドイツでは日本のように「業者さんに全部お任せ」という訳にはいかず、施主が一つ一つの工程を自分でチェックし、要望を出し、現場の職人さん達と調整しながら造っていくことになるのです。

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写真一枚目のショベルカーが運んでいた「L字石」が、こうなりました。

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更に今度はこの巨大な石を並べて石垣を作ります。

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ドイツでもこうした石垣は傾斜地の住宅などでよく見られます。

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このグレーの部分は二階のダイニングルームから直接出られるテラスになります。写真では一階部分が見えないのであまり大きく見えませんが、このテラスだけで40㎡あります。何故ドイツの家にはこんな巨大なテラスが付き物なのかと言えば…それは「庭でバーベキューをする」というのがドイツ人の至高の楽しみの一つだからです。この巨大テラスにグリルを置いて、更に人を呼んでグリルパーティーが出来る位のテーブルセットを置くのです。

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こちらは裏庭部分。傾斜部分が整地されてやっと登れるようになったため、自分の家の裏側を初めて見ました。因みに家の脇に建っている小屋は鶏小屋です。

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さて、大方の工事が終わり、芝生を植えるために石を取り除く作業をしていた夫がキッチンに飛び込んできて「こんなものが出てきた!」と言うので見てみると…

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割れた…恐らく意図的に割られた陶器のお皿。鷲と鍵十字の紋章はナチスのシンボル、1939年はヨーロッパにおける第二次世界大戦開戦の年です。恐らくババリアというバイエルンの陶磁器製造メーカーのものでしょう。なんと、我が家の庭にドイツの負の歴史の欠片が眠っていました。

この土地を買った時に聞いたのは、元々3200㎡の広大な土地だったものを四等分し、それぞれ800㎡の土地にした…というもの。一体誰が住んでいたのでしょうか?
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テーマ : ドイツ
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ナナコ・ゲーリング

Author:ナナコ・ゲーリング
ドイツに嫁いで11年、可愛い双子の男の子を授かりました。
このブログでは、ドイツでの暮らしと子育てのことと同時に、いつか成長した子供たちが読んでくれてもいいように、日独夫婦のわたしたちが歩んできた道のりについても書いていきたいと思います。
ブログも手探り、子育ても手探り、こんな人でも海外で暮らしてるんだぁ…と読んでいただければ幸いです。

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