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ドイツで保護犬を迎える

既に正月は過ぎてしまいましたが今年初めての投稿なので…あけましておめでとうございます。日本ではあまり「おめでとうございます」などとは言い難い年明けとなってしまったようですが…。

実は去年のクリスマス直前に、新しい家族が出来ました!…と言っても妊娠ではありません。近隣の動物保護団体から保護犬を迎えることになったのです。

以前飼っていた犬との別れ以来、もう金輪際犬は…というか動物は飼わないつもりでした。ところが去年の11月頃から夫が鶏を飼いたいと言い出し、あれよあれよという間に庭に夫作の鶏小屋が建ちました。そしてご近所の農家さんから雛を貰い、クリスマス時期には手乗り鶏がそこらじゅう歩き回っていたのです。

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「生き物は飼わない」の大前提が脆くも崩れ、今すぐではなくいつかまた犬と暮らしたい…と思い始めていた矢先に、東欧や中東地域で虐待された犬をレスキューし、現地で里親が見つからなかった保護犬達をドイツに引き取り、ドイツ人の里親を紹介している保護団体が近所にあることを知りました。まぁ、保護犬は難しいだろうし寄付だけでも…と言う気持ちで夫が連絡し、いずれは里親になってみたいという意向も伝えました。

…すると、向こうの方から「ハンガリーであなた方家族にぴったりの犬が保護されていますがどうですか?」と連絡がありました。保護犬を迎えるというのは日本でも様々な制約、条件があり簡単なことではないと聞きますが、ドイツでもそれは同じ…というか恐らくドイツの方が厳しいように思います。共働きやシングルで在宅勤務でない場合はまずNG、都市部の集合住宅もダメ、庭付き一戸建てでも賃貸はダメ等、人間の子供を養子にするのと同じ位の勢いです。我が家の場合は夫婦とも在宅勤務で住まいは森や草原に囲まれた郊外庭付き一戸建て、徒歩圏内に本格的ハイキングコースまであるので職業と住環境はクリアですが、「小さい子供が二人いる」というのがネックでした。だから子供達が大きくなったらそのうち…というつもりだったのですが、「子供が大好きで家庭犬向きの犬が保護されている」とすぐに紹介して貰えたのです。恐らく夫が作成した家族紹介ビデオの心証がよっぽど良かったのでしょう。

早速詳細を教えてもらいましたが、なんとスムースのフォックステリア。日本ではもこもこのワイアーヘアの方が有名でスムースは殆ど見かけないようですが、どの犬種サイトにも「強いテリア気質、素人が飼う犬ではない」的なことが書かれています。それもそのはず、キツネ狩り専用に開発された猟犬だからです。幼稚園児が二人もいる家庭に猟犬はちょっと…と思ったのですが、送られてきた動画を見て、直感的に、「あ、この子なら大丈夫だ!」と思いました。

そうしてとんとん拍子に事が運び、去年12月17日の早朝、ハンガリーから陸路一日かけて大切に運ばれてきた雌のフォックステリア、Deziを我が家に迎えました。

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ハンガリー側から伝えられた名前がDeziだったのですが、正直ハンガリー語で何と発音するのかわからなかったので英語の「デイジー」に改名しました。

経験豊富な保護団体のコーディネーターの言うことに間違いはなく、デイジーは驚くほど子供達に優しく、何でも言うことを聞き、わたしたち家族にぴったりのワンコでした。わたしが家事をする間、地下の洗濯ルームから三階の寝室までどこへでも静かに付いてきて、大人しく座って作業が終わるまで待っています。

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バスルームでわたしが入浴している間も、身支度している間も、こんな風に「ここで待て!」と言った場所でずっと待っていてくれます。わたしにとって共に暮らす四頭目の犬ですが、こんなに犬に慕われたのは生まれて初めてです。犬の躾って、こんなに簡単だっけ?と思う程。恐らく犬の性格もあるのでしょうが、それ以上に、「わたしがこの家の母親だから」というのが大きいのでしょう。この家を切り盛りし、子供達を指導し皆の健康と生活と安全に気を配っているのは誰なのか、犬はよく見ているのでしょう。

因みに、我が家に来てから一度も吠えなかったデイジーですが、一度だけキッチンで料理をしていたら「ワン!」と一声吠えたことがありました。何だろうと思って見に行くと、さっきまで元気に遊んでいた次男が突然高熱を出して床に倒れていたのです。クリスマスでかかりつけの小児科が休みだったため救急医に来てもらい、何とか熱は下がり、事なきを得ましたが、デイジーは次男が元気になるまでぴったりと傍に寄って離れませんでした。

なんとなく、この家の母親であるわたしの助手でもしているようなつもりになっているのかもしれません。
こんな可愛くて優秀な家族が増え、益々日本への一時帰国が遠くなりましたが、その分こちらの生活は益々充実しています。
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テーマ : ドイツ
ジャンル : 海外情報

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ナナコ・ゲーリング

Author:ナナコ・ゲーリング
ドイツに嫁いで11年、可愛い双子の男の子を授かりました。
このブログでは、ドイツでの暮らしと子育てのことと同時に、いつか成長した子供たちが読んでくれてもいいように、日独夫婦のわたしたちが歩んできた道のりについても書いていきたいと思います。
ブログも手探り、子育ても手探り、こんな人でも海外で暮らしてるんだぁ…と読んでいただければ幸いです。

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